• ピアノ教則本/クラシックピアノライブラリー

ソナチネ・アルバム1

JPY: 1,400 yen

数量:
編・著者名
中田喜直
判型/頁
菊倍判/164頁
JAN
4962864896181
ISBN
978-4-7609-0121-0
シリーズ
クラシック・ピアノ・ライブラリー
発売日
1973.12.31
チェルニー30番程度で併用される曲集である。ソナタ形式を学ぶ上で必弾の書といえる。古典からロマン派までの著名作曲家の作品が収録され、音楽する心を養う最適の曲集。
●校訂者前書きより

 現在、日本で出版されているソナチネ・アルバムは、ドイツのペテルス版を基にして作られ、指使いなども、ほとんどそのまま同じになっているようです。ベテルス版を詳細に検討してみると、いろいろ記譜上の疑問点などもでてきます。一番具合が悪いのは指使いで、日本の大部分のピアノ学習者にとって、全く不自然でよくない例もあります。たとえば第10番のクレメンティのソナチネですが、ほとんどの版が、ペテルス版の下記Aのようになっています。
しかし、これはBの方が正しくひきやすいことは、比べてひいてみれば、よくわかることです。なぜこのような変な指使いが指定されているかを考えると、それは多分手が非常に大きい人が考えたからだ、と思われます。外国の一流のピアニストは大部分、10度はらくらくで、12度とどく人も珍しくないのですから、ソナチネをひく日本の少年少女の手とは大きさが違いすぎます。われわれが8度をひく感じが多分5度位ですから、当然指使いも変わってくるわけです。15番のベートーヴェンのソナタも同様に、10度がとどく人はCが普通ですが、日本人にはDがいいのです。

なぜかといえば、ピアノをひくとき、一番大事なのは、手首を固くしたり、腕に力を入れて、つっぱたりしないことで、手首や腕に余計な力をいれないことをまず考えなければいけません。手の小さい日本人は特にその点細心の注意が必要です。しかしそのために、あまり変わった指使いをするのもよくないことで、基本を守ることは大切です。指使いの他にも、楽譜上の細かい点、スラー、スタッカート、フレージングの再検討、見やすい音符、割りつけなど、すべて新しく版下を書き改めました。原典はもちろん尊重し、不備な点はすべて改良した、この「ソナチネ・アルバム」は、現在一番すぐれた「標準版」といえましょう。
 
中田喜直
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ソナチネ・アルバム1

JPY: 1,400 yen

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(c)edition KAWAI, a division of Zen-On Music Co., Ltd.