星野富弘作詩作品一覧
2024.05.01
詩人で画家の星野富弘さんがお亡くなりになりました。 やわらかく暖かい詩画からたくさんの優しさを頂きました。心よりご冥福をお祈りいたします。 富弘さんは手足の自由を奪われた後、口に筆をくわえて創作を続けてこられました。多くの作曲家によって彼の詩は付曲されて歌われています。 カワイ出版でも多くの曲を出版させて頂きました。 中でも富弘美術館の25周年の際に書かれた美術館のテーマソングでもある「風の旅(なかにしあかね作曲)」では 表紙に「風の旅」の詩画を使わせて頂いております。 富弘さんの世界を皆さんにもお伝えしたいと思い、彼の詩をテキストにした作品を纏めてみました。 是非、富弘さんの暖かい心に触れていただいて歌っていただければと思っております。
カワイ出版
- なかにしあかね
- 富弘さん ありがとうございました
富弘美術館の季刊誌2011年冬号に、巻頭エッセイを書かせて頂きました。
《歌う人の、その日の、その時にこめた想いを、柔らかく受け止め、ふわりと聴く人に届ける》《富弘さんの言葉の包容力に抱かれて、今こそあたたかなやさしさの連鎖が、被災地へ、全国へと広がっていくことを祈っております》・・・当時の切実な想いがよみがえります。「自分は動けないけれど、自分の言葉が役に立てるならこんな嬉しいことはない。なかにしさん。よろしくお願いします。」富弘さんからのメールに、音を紡ぐ意味を見失っていた私の時間が少しずつ動き始めたあの時を、忘れることはありません。
人生においても、アーティストとしても、どれほど多くのあたたかなものを頂いたことでしょう!! 富弘さん。ありがとうございました。 - 混声
- ・風の旅
- ・混)今日もひとつ
- ・混ピース)冬の旅
- ・混ピース)逢いたい
- ・混)思い出の向う側
- ・むらさきつゆくさ(「リーダーシャッツⅣ」無伴奏混声合唱のための)
- ・今日もひとつ(「ウェディングセレクション」混声合唱のための)
- 女声
- ・風の旅
- ・女)今日もひとつ
- ・女)悲しみの意味
- ・同)立ち止って
- ・女)花の風
- ・女)時は友として
- ・女ピース)ぶどう
- ・女ピース)冬の旅
- ・女ピース)二番目に言いたいこと
- ・今日もひとつ(「ウェディングセレクション」より)
- ・今日もひとつ(「リーダーシャッツⅣ」女声合唱のための より)
- ・逢いたい(「新編 大地讃頌」女声合唱のためのアンコール名曲集 より)
- 男声
- ・風の旅
- ・男ピース)逢いたい
- ・今日もひとつ(「ウェディングセレクション」より)
- ・ぶどう(「リーダーシャッツ21創立50周年記念作品集」より)
- 歌曲
- ・風の旅
- ・なかにしあかね歌曲集
- ・ひとつの花が咲くように
- ・木のように
- ・二番目に言いたいこと
- 新実徳英
- 〈星野富弘さんを偲ぶ〉新実徳英
1983年に『風の旅』を手にした時の感動が忘れられません。詩と絵の美しさ、口に筆を加えてそれらをものしたと知った時の驚き。混声合唱曲の委嘱をいただいていたので「これだ!」と思ったのでした。
星野さんの心根と感性の豊かさ故でしょう、その後乞われるままに女声版、男声版を作ることになりました。
僕の曲集でこれほど広く歌われたものはないでしょう。そんなこんなをいつかお話したいと念じておりましたのに、早々に旅立たれてしまい、残念至極です。
「イツカ、向コウデ会オウ(長田弘)」、そんな気持ちがしています。
ご冥福をお祈りします。
合掌 - 混声
- ・混)花に寄せて
- 女声
- ・女)花に寄せて
- ・ばら・きく・なずなー母に捧ぐー(「リーダーシャッツⅣ」女声合唱/名曲篇」より)
- 男声
- ・男)花に寄せて
- 歌曲
- ・花に寄せて
- 千原英喜
- 混声
- ・混)明日へ続く道
- 女声
- ・女)明日へ続く道
- ・もう一度(「リーダーシャッツⅣ」混声合唱のための より)
- 男声
- ・男)明日へ続く道
- 歌曲
- ・明日へ続く道/宮沢賢治の最後の手紙
- 相澤直人
- 混声
- ・むらさきつゆくさ(「相澤直人ア・カペラ作品選集 混声篇」 より)
- 池辺晋一郎
- 混声
- ・混)花の祈り
- 国枝晴恵
- 女声
- ・女)秋の道
- 名島啓太
- 混声
- ・混ピース)今日もひとつ
- 女声
- ・女ピース)今日もひとつ
- 信長貴富
- 女声
- ・コスモス(「植彩(しょくさい)のアルバム」女声合唱曲集 より)
- 平田聖子
- 混声
- ・夏の畑で(トマト、きゅうりとなす、かぼちゃ)(「星の美しい村」より)
- 前田佳世子
- 歌曲
- ・前田佳世子歌曲集2
- ・前田佳世子歌曲集3
- ・前田佳世子歌曲集4