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  • ピアノ連弾曲集/外国作品

ピアノ連弾のためのやさしい小品集

P. ユオン（松永晴紀）：「いつもいっしょに」 ピアノ連弾のためのやさしい小品集

JPY: 1,500 yen

数量：
編・著者名
松永晴紀（校訂）
判型／頁
菊倍判／36頁
JAN
4962864907351
ISBN
978-4-7609-0735-9
発売日
2022.08.01

パウル・ユオンPaul Juon（1872〜1940）はモスクワで生まれ、主にドイツで活躍した作曲家。日本ではまだほとんど知られていないが、ベルリン高等音楽学校で長年教授として多くの有能な弟子を育てた。生涯ロマン派の様式を守り、「ロシアのブラームス」と呼ばれた。 本作品は、プリモ・セコンド共に極めて易しい小品から成る教育的作品。全9曲。

収載曲

おはよう

作曲者：
パウル・ユオン
-

おやすみ

作曲者：
パウル・ユオン
-

春の踊り

作曲者：
パウル・ユオン
-

メヌエット

作曲者：
パウル・ユオン
-

メヌエット

作曲者：
パウル・ユオン
-

忘れな草

作曲者：
パウル・ユオン
-

レントラー

Landler

作曲者：
パウル・ユオン
-

タランテッラ

作曲者：
パウル・ユオン
-

五月祭

作曲者：
パウル・ユオン
-

一列縦隊

作曲者：
パウル・ユオン
-
＜解説：「作品解説と演奏上のヒント」より＞

　全9曲の『いつもいっしょに 作品75』は、1923年にユオンの作品の主要出版社であるシュレジンガー（ロベルト・リーナウ）社から出版されました。「連弾のためのやさしい小品集」の副題を持つこの作品は、いずれもおもにⅠ（プリモ）が旋律、Ⅱ（セコンド）が伴奏を受け持つこと、そしてⅠには丁寧に運指が記されているのに、Ⅱには1曲目にしかないことから、Ⅰは生徒、Ⅱはより進んだ生徒か先生が想定されていると考えられます。と言っても、Ⅱもそれほど難しくはなく、両者ともにオクターヴは全く使われず、2人が鍵盤上で重複する音もないので、生徒同士でも十分に楽しんで弾け、連弾の楽しさ、素晴らしさを満喫できます。Ⅰの両手はオクターヴ離れたユニゾンの動きから、曲順が進むに従って徐々に両手の独立性が高まるように配慮されています。

　オリジナル連弾作品としては、ユオンの最後の作品で、これと対をなすピアノ独奏曲の最後の作品、『子供のための6つの易しい小品 作品91』が1933年に出版されて自身の子供たちに献呈されていることから、ユオンの教育的作品への興味と関心の深さが伺えます。2022年はユオンの生誕150年のメモリアルイヤーに当たります。今日、ユオンのピアノ作品は「忘れ去られている」と言っても過言ではありませんが、この楽譜がユオンの数多くの素敵なピアノ作品の再発見のきっかけになれば、望外の幸せです。
 
松永晴紀
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ピアノ連弾のためのやさしい小品集

P. ユオン（松永晴紀）：「いつもいっしょに」 ピアノ連弾のためのやさしい小品集

JPY: 1,500 yen

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(c)edition KAWAI, a division of Zen-On Music Co., Ltd.